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寺子屋

普段あまり人には聞けないことを、掲載させていただきたいと思います。

「御霊前」「御仏前」の違い

香典の袋に「御霊前」と「御仏前」の2種類があるのは、ご存じだと思います。しかし、いざ御当家にお渡しする場合に、「どちらを出すの?」という経験はありませんか?

結論から先にいうと、「四十九日の法事までは『御霊前』」「四十九日の法事後は『御仏前』」になります。

通夜、葬儀(告別式)までは「御霊前」を出す方も多いと思いますが、実際には「四十九日」までは「御霊前」なのです。それはなぜかというと、亡くなった方は亡くなってすぐに「仏」になるのではなく、「四十九日」の間は「霊」として生きている間の「垢【あか】」を落とし、仏になるための色々な準備をします。会社でいう「研修期間」みたいなものです。そして、「四十九日」のご法事が終わると初めて仏の位に入ります。

「四十九日」のご法事の後は、地方の風習によって色々ですが、だいたい「一周忌」のご法要だと思います。その時に初めて「御仏前」の香典袋を使うのです。

香典袋の「霊」と「仏」はその違いからあるのです。どちらでもよいというものではありませんので、御当家にお渡しする場合には、そのご法事ごとに区別をしてお渡し下さい。

数珠の使い方

数珠のお話の前に「合掌」についてお話致します。

合掌というのは、右手と左手がぴったりとくっついた状態が合掌です。そのことは、誰でも知っていると思いますが、左手は「自分」を表し、右手は「仏さま・故人」を表します。

合掌の状態と左右の手の意味を覚えておいて下さい。

それでは本題に入ります。

数珠というのは本来「魔除け」の道具で、自分に邪気がつかないように持っているものなのです。ですから、普段持つ場合は、左手に持ちます。それは上記で説明した通り「左手は自分」という意味からです。仏さまに邪気がつくことはありません。生きている人間(自分)に邪気がつくと言われています。ですから、左手に持つのです。

次に合掌の時ですが、よく数珠を手の間にはさまれる方がいますが、合掌というのは、「両手がぴったりくっついた状態」というのも説明致しました。そのため数珠を手の間にはさんだのでは、合掌ではありません。

ではどうするのかというと、数珠の中に両手の親指を除く4指を通します。両手がぴったりとくっつき、仏さまと自分が一体となり、それを数珠で結界を張るのが、数珠を使った本来の合掌です。