鳳林院 本堂

昔は、完全な寺院が具すべき七堂の建物、山門・仏殿・法堂・僧堂・庫院・浴司・東司の七堂伽藍が整備された寺院でしたが、2度の火災により山門以外の伽藍はすべて焼失してしまいました。
この本堂は、明治30年3月(1897年)に再建されました。
しかし再建当時は、本堂内の天井や仏具すべてを装飾することが出来ず、昭和9年3月に本堂内の天井や堂内仏具等々を装飾し現在に至ります。
本堂内には、浄土を現す須弥壇があり中央にはご本尊様の釈迦牟尼仏(お釈迦様)が奉安されております。
以前の火災の時に釈迦仏像の頭部のみ消失を逃れ、現在のご本尊様の腹中に奉安されております。
ご本尊様であるお釈迦様のご慈悲により、参拝の方々や地域のみならず、この世の一切衆生の安寧を願い私たちを見守っていただいております。
また、同じ本堂内には水子地蔵尊を安置し、日々多くの方々がお子様のご冥福を願い手を合わせに参拝されております。